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2018年5月

2018年5月の記事一覧です。

フッ化物洗口


こんにちは sun 衛生士のANです。

ゴールデンウィークも終わり、段々と日差しが強くなり汗ばむ日が増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日は当院の院長が園医を務めさせて頂いている聖母幼稚園にて、フッ素洗口についての講演を行ってきました。

みなさんは「フッ素洗口」という言葉を耳にしたことがありますか。

「フッ素」というものが歯に良いということは知っていても、実際はどのような作用があるのか、よくわからない方もいらっしゃると思います。今回はそんな「フッ素」の正体と作用についてお話したいと思います。

 

まずは、「フッ素」の正体について

フッ素は、水素やナトリウムなどと同じ「元素」の中の一つです。

フッ素は他の元素又は原子団が結びついて「フッ化物」と呼ばれるものになります。このフッ化物は海水や土の中など自然界に広く存在しており、普段私たちが口にする魚介類や野菜、水、調味料などにも全て少量のフッ化物が含まれています。

 

この「フッ化物」が歯に良い影響を与えることが分かったのは20世紀の初めごろです。そこから、さまざまな研究が進められてきました。1999年に日本歯科医師学会が発表した、「フッ化物応用についての総合的な見解」は、フッ化物には次のような効果があるとされています。

1.エナメル質結晶の安定化作用 shine

2.歯の再石灰化を促進する作用 shine

3.歯垢(プラーク)中の細菌に対する抗菌作用 shine

4.耐酸性の向上 shine

 

具体的には、フッ化物イオンがカルシウムと結合して歯の表面に沈着すると、「脱灰」(歯の表面からミネラルが失われ、虫歯になりやすくなること)した部分に新たな結晶を作ってくれます。このため、歯の表面が滑らかになり、ホワイトにングとは違った意味で、歯に輝きや艶をもたらしてくれるという審美的なメリットも期待できます。kissmark

また、フッ化物が作るこの結晶は「フルオロアパタイト」というフッ化物を含んでおり、虫歯菌などが作り出す酸に強いため、エナメル質が「フッ化物が付着するまえよりも酸に強い=虫歯になりにくい」状態になります。

加えて、フッ化物には虫歯菌が作る酸の量を抑制する効果もあり、「歯を強くしながら虫歯菌の活動を抑える」という、2つの働きによって虫歯を予防してくれます。

 

このフッ素をむし歯予防に利用する方法はいくつかあり、その中にフッ化物配合歯磨き剤(いわゆる、歯磨き粉)で歯を磨いたり、歯科医院にて私達歯科衛生士や歯科医師がみなさんの歯に直接フッ化物用液を塗布する方法なdがありますが、その中の1つとして、「フッ化物洗口」があります。

方法としては、一定量のフッ化物用液を作り、1回分(約5~10ml)を口に含み30秒ほどぶくぶくとうがいをしてもらいます。その後は、30分間以上は飲食やうがいを控えて頂くとより効果が持続します。

1回分の量や濃度としては危険な分量ではありませんので、たとえ飲み込んでしまっても大丈夫です。

乳歯にはもちろんですが、生えて間もない永久歯の虫歯を防ぐ効果も抜群なので、おもに幼稚園~小学生のむし歯予防として使われている方法です。

 

今後、当院長が園医を務めさせて頂いている聖母幼稚園でも是非このフッ素洗口を園児たちのむし歯予防として活用していきたいと考えております。私も歯科衛生士として一緒に園児たちのお口の健康を守ることができるよう、今はフッ化物洗口の準備に取り組んでいます。園児やご家族の方、園のスタッフのみなさんにも安心してフッ化物洗口を行って頂けるよう、努力していきたいです


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永田デンタルクリニック penguin歯科衛生士ANpenguin