予防プログラムの詳細・流れ
永田デンタルクリニックの治療(診療の流れ)
・そこだけ診療 ・簡単な検査
・修理歯科 ・予防プログラム(もっとも効果的治療)
・初診、応急処置
困ったところを何とか、一時的に解消する処置です。
あくまでも一時です。その後本格的治療が必要な場合が多いです。
・オーラルツアー
患者様と共にお口の中を診て問題点を確認して行くことです。
・そこだけ治療で終了
困ったところだけを処置して他の問題のあるところはそのままで終了します。
・簡単な検査
スクーリングテストの検査です。最小限度の検査を行います。
・EPP
歯周病の歯ぐきの精確な検査です。歯ぐきを調べる棒で1本の歯ぐきを6点調べる正確な検査です。
・レントゲン
むし歯、歯周病の有無、重症化を検査します。
・EDU
簡単な検査を基にお口の状況を説明したり、治療の方針(修理歯科・予防歯科)を提案して、修理歯科の方向か、予防歯科の方向かを本人に決めていただくことです。
・修理歯科
トラブル部位(虫歯、歯周病)の処置を行う治療
・予防歯科治療
トラブル部位(虫歯、歯周病)の処置を行う治療と共に、トラブルの原因を除く治療を行い、近い将来のトラブル防止をする治療
・予防プログラム
お口のばい菌を減らす治療です。クリーニング、手入れ指導、フッ素塗布、食事指導等
・Con(相談)
ドクターから患者様に今後の治療を提案する時間です。
・SRP
歯周病の基礎治療です。
・POST TBI
処置後の手入れの確認
・POST EXA
処置後の検査です。うまく治療が行われたかを確認する為にレントゲン検査、歯ぐきの検査、模型検査等を取ります。
・POST EDU
処置後の検査結果をお伝えします。また、今後の方向をお伝えします。
・メンテナンス
周期的に来院されて歯周病、むし歯等の再発防止の処置です。
・SPT
周期的に来院されて、特に歯周病を悪化させない処置です。
TBI
お口の手入れ指導
治療方針の選択
1.修理歯科:結果→処置(当面、困った事を解消する)
TBI歯ブラシ指導、スケーリング |
歯周治療 SRP×4回×30分、その後、むし歯チェック |
虫歯治療 |
定期管理ーメンテナンス45分/月 |
2.予防歯科:原因→結果→処置(お口の健康維持を目指していく事を目標にします)
予防歯科 | 時間 | |||||
a.予防プログラム
(お口の問題点を衛生士とドクターと確認して感染症である虫歯菌数、歯周病菌数を減らしてゆく方法) |
10枚レントゲン追加 | 場合によっては模型をとります。 | 45分1回×4回予定 3,000円/1回 (材料代は別途) |
|||
クリーニング | PMTC | |||||
予防薬 | フッ素塗布 | フッ素ジェル | コンクール殺菌液 | |||
食事指導 | ||||||
お口の手入れを指導 | 歯ブラシ | 歯間ブラシ・フロス | ||||
b.計画治療 | 歯周治療 SRP×4回×30分、その後、むし歯チェック | 虫歯治療 | 噛み合わせの治療 | |||
c.定期管理 | メンテナンス45分/月 |
修理歯科は基本治療で、さらに徹底したい場合は予防歯科です。
予防歯科の場合には、予防プログラム終了後に、今後の治療等を患者様と相談して行っていきます。
治療は治療効率を上げるために計画治療で行います。計画治療は、患者様の要望を予防プログラムで開き、治療計画案を作成します。
材料代は3,000円です。1回目の予防プログラムで材料をお渡ししてお支払いとなります。今回のトラブル部位(虫歯、歯周病、かみ合わせ)は、再発防止の観点で家と同じように土地である歯周治療して土台の虫歯治療、最後に家本体のかみ合わせ治療で行います。(ただし、あくまで、患者様の判断のもとで行いますので、方針は変更になる場合があります。)
予防プログラムを評価する指標
予防プログラムを評価するのに、歯周病検査のチャートがあります。
本来は歯周病の診査、診断に使用されるものです。しかし、予防プログラムの評価にも有効であります。
予防プログラムによる口腔内改善を診るのに2つの点を診ます。
一つ目は、プラーク付着率です。
二つ目は、出血率です。
プラーク付着率は、歯面に何面ついているかを診る指標です。例えば、すべての歯の面に付いていれば、100パーセントです。半分であれば、50パーセントです。
正常値は20%以下です。
出血率は、歯ぐきに器具を入れて歯ぐきに炎症があれば出血します。それは、歯ぐきの中にバクテリアが多く生息している事を意味して歯周病が悪化している指標です。
正常値は、10%以下です。
予防プログラムの治療症例
61歳 女性 左下の歯ぐきが腫れてきた。左上の詰め物が取れた
術前
プラーク付着率は、正常は20%以下です。42%と悪く、むし歯、歯周病の原因のバクテリアが多量に歯や歯ぐきに付着しておりました。
出血率も41.7%です。正常は、10%以下です。悪く、歯周病菌が歯ぐきの中に多く、炎症がでている証拠です。
術後
予防プログラムを受けて、再度、歯周病検査のチャートを測定しました。
プラーク付着率は、17%に減少して改善しております。むし歯菌、歯周病菌の減少していると考えられます。
出血率は、25%に減少して改善しております。歯ぐきの中の歯周病菌が減少して炎症が減少しております。
口腔内の状況が改善している事が分かります。
治療内容:1回 45分で、計4回の施術を行いました。
費用: ¥3,000×4回、材料代別¥3,000-
副作用:薬剤使用によるアレルギーと歯石除去による一過性の冷水痛