治療しても、また、虫歯ができる。そのたびに歯を削られるのは、嫌だ。
「治療しても、また、虫歯ができる。そのたびに歯を削られるのは、嫌だ。」
と言うお言葉は、患者様から、良く聞きます。
大変、お困りと思います。心境をお察します。
上記の治療しても、虫歯ができるのは何故か?
その原因をお話をしたいと存じます。
原因として考えられるのは、以下です。
- 治療のレベルに、問題がある。
- 食生活に問題がある。
- プラークコントロールに問題がある。
- 歯の性状に問題がある。
1、治療のレベルに、問題がある。
歯科医師の考え方が旧態依然であり、歯科医師の技量が低い事により虫歯の再発は起こります。
よくあるのは、虫歯になっているところを削って、型を取って、詰め物を入れて、治療を終わりと告げられるような歯科医院です。
そのような詰め物は不良治療となり、虫歯の再発を引き起こします。
詳しくは、別ページ(どこの歯科医院でも同じ治療で良し悪しも同じでしょうか?)をご覧ください。
2、食生活に問題がある。
ご本人の食事で、虫歯の原因の細菌にエサを与える事になります。
食事内容によって、虫歯になりやすさが決まります。
3、プラークコントロールに問題がある。
プラークコントロールとは、細菌の数を減らし、細菌のエサを与えないようにお口の管理がする事です。
4、歯の性状に問題がある。
歯の性状とは、硬さです。柔らかい歯は、虫歯菌の出す酸に溶けやすいです。逆に硬い歯は、虫歯菌の出す酸に抵抗力があり、溶けにくく虫歯になりにくい事になります。
歯の硬さは、遺伝的な側面と、後天的な側面で決まります。
遺伝的な側面は親の歯の硬さを引き継ぐ事です。親の歯が柔らかいとご本人も柔らかい傾向になります。
後天的な側面は、歯の管理(特に歯科医院で周期的なメンテナンス)を行っている場合に、お口のクリーニング時にフッ素塗布等を行う事です。
フッ素塗布等で、歯が硬くなります。
以上、4つの原因を上げました。
一番に問題を解決するには、4つ原因を包括的な治療方法で行う事です。