アライナー矯正
メリット
- 目立たない
アライナーは透明に近いプラスチックなので、矯正治療をしていると他人が気づきにくい - 取り外せるの衛生的
お食事の時や歯磨き時に取り外せるので、手入れが楽。 - 違和感が少ない
ワイヤー矯正に比べて、違和感が少ない - 痛みが少ない
アライナー1枚の歯の移動が少ないので、ワイヤー矯正に比べて痛みは少ない。 - 金属アレルギーの心配がない
装置に金属が含まれないので、金属アレルギーの方も心配ありません。
デメリット
- 患者様自身でアライナー管理が必要です。
アライナーの装着を1日あたり、20時間以上装着必要が推奨。短くなると歯の移動が予定通りにいかない。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 | |
見た目 | ほとんど目立たない | 歯の表に装置が入る。ブラケットは前歯は透明で可能限り見えにくいがマウスピース矯正よりは目立つ |
痛み | AIで歯の移動を事前にコントロールしているので歯にかかる力を制御して痛みが少ない | 場合によっては、個人差があるが、ワイヤー交換時に痛みがでたり、口内炎ができやすい |
清掃性 | アライナーを外して食事、歯磨きができるので清掃はし易い | 24時間装置装着なので、食事、清掃性は悪いが、定期的なクリーニング管理で多少改善 |
治療期間 | 半年~5年 | 半年~5年 |
治療費 | 50万円~80万円 | 50万円~110万円 |
適応範囲 | 症例適用が、ワイヤー矯正より狭い | 症例適用は、マウスピース矯正より広い |
患者自身の協力の必要性 | 患者様自身でアライナーを外せるので、協力に頼る割合が大きい | 歯科医師が歯の移動を管理するので、患者様自身の協力度はアライナーより、少なく済む。 |
治療の流れ
1.初診
お口の中、全体を保険適用範囲内で診察し、歯並びやかみ合わせ以外の問題がないか確認します。医療費の自己負担割合が3割の場合、約3,500円かかります。
2.歯科矯正相談
矯正担当医が診察し、歯並びやかみ合わせでお困りでないか確認し予想される治療の説明をします。
3.歯科矯正検査
お口の中の写真、お顔の写真、CTを含むレントゲン写真の撮影、口腔内スキャナを使った型どりを行います。
4.分析
検査結果をコンピュータ解析し、問題点の抽出、治療目標、治療方法を検討します。
5.歯科矯正診断
分析の結果を説明し、患者様一人ひとりに合わせた治療目標、治療方法を提案いたします。アライナー矯正が適応となるかこの時点で決定します。
6.治療計画の発注
マウスピース型カスタムメイド矯正装置による治療方法に同意いただければ、矯正装置を作成する会社に治療計画の立案を発注します。以降のキャンセルはキャンセル料が発生します。
7.治療計画の確認
約1ヶ月後に治療計画が出来上がります。医院にてご希望があればパソコン上で治療計画を確認していただくことも可能です。その場合、自費の再診料をご負担いただきます。以降のキャンセルはキャンセル料が発生します。
8.アライナーの発注
治療計画が決定したら、アライナーの作成を発注します。約1週間程でアライナーが医院に届きますので、動的治療の開始となります。
アライナー矯正
1.動的治療
約1~2か月毎に来院していただき、歯の動きや矯正装置の適合の確認などを行います。期間は患者様一人ひとりで異なりますが、おおよそ1年半から2年半程度です。
2.動的治療終了
歯並びかみ合わせが改善した後、矯正装置を撤去し後戻りを防ぐための治療を行います。後戻りを防ぐための保定装置を装着します。
3.保定・メンテナンス
保定期間中はおよそ3ヶ月毎に保定装置のチェックを行います。原則、動的治療後2年間は保定を行う事を推奨しております。保定期間中、保定終了後も歯科衛生士による約3ヶ月毎のメンテナンスを推奨しております。