かみ合わせ 顎関節症
子供から大人まで重要な「かみ合わせ」と「顎関節症」
一人一人に合った「かみ合せ治療」をご提案します。
かみ合わせが悪いと、様々な体の不調が現れます。
かみ合わせが悪いと、顎関節症や、肩こり、頭痛、歯周病などをはじめとする体の不調が引き起こされます。
低年齢(15歳〜30歳代)では、顎の骨の再生力があるため、顎関節症、肩こり、頭痛が多くでできます。また、年齢が上った40歳代以降ぐらいと顎の骨の再生力低下で、歯周病の加速的悪化や肩こり、頭痛が起こります。
問題のあるかみ合わせのままでは、色々な影響があるんです。
- 虫歯や歯周病になりやすい。
- 歯を食いしばることができず運動能力が低下しやすい。
- 噛みづらいため、アゴの発達が遅れやすい。
- よく噛まずに飲み込んでしまうため、胃腸障害を起こしやすい。
- 姿勢が悪くなりやすい。
- ストレスがたまりやすく、集中力が低下しやすい。
- 顎に負担がかかり、顎関節症になりやすい。
かみ合わせは、早めの治療をおすすめします。
小児期〜大人まで、かみ合わせの治療は可能です。
かみ合わせの治療は、あごが成長段階にある小児(5歳〜10歳)ごろがおすすめです。早めに治療開始したほうが、全身の成長に伴い、正常なかみ合わせに修正しやすいためです。かみ合わせが悪いと、あごの骨の成長まで悪くなってしまいます。逆に、正常なかみ合わせに治すことで、骨の成長を著しくコントロールすることができます。
もちろん、成人になっても治療は可能です。この場合、治療の限界や治療時間が長くなるという傾向があります。
かみ合わせの治療をお考えの方は、少しでも早く診察をお受けになることをおすすめいたします。
顎関節症
顎関節症は、あごの周りに何等かの異常が生じる病気です。顎関節症は20歳代の若い女性に多い病気です。たとえ自覚症状がなくても顎関節症になってしまっている人が
非常に多い傾向にあります。
以下の症状が特徴的です。
- 口を大きく開けられない(開口障害)
- あごが痛い(関節痛)
- あごが疲れやすい(筋肉痛)
- あごを動かすと音がする(関節雑音)ーカクカクやジャリジャリと食事やお口を大きく開けたり閉じる時にする音です。
- 肩こりがひどい
- 頭痛がする。
- 手足がしびれる
こんな方が発症しやすい
- 「歯ぎしりをしている」と言われたことがある。
- 日中に気づくと歯を食いしばっていることがある。
- 食事の時は、いつも左右どちらか決まったほうで咬んでいる。
- ストレスを感じることが多い。
- 物事に対して神経質な面がある。
- 夜にぐっすりと寝れない。
- 寝るときにはうつ伏せに寝る事が多い。
- 頬杖(ほおづえ)をつく癖がある。
顎関節症の4つタイプ
- 筋肉の障害ーあごを動かす筋肉が何等かの原因で緊張して固くなったり、痛みがあるタイプです。要するにあごの筋肉がこっている状態です。
- 関節包・靭帯の障害ー顎関節がねんざした状態です。関節包、滑膜、靭帯に強い力が加わって損傷するもので、あごを動かすと痛みを感じます。
- 関節円板の障害ー関節円板が本来の位置からずれているタイプです。口を開けると音(クリック音)がしたり、お口が大きく開けられなくなる事(ロック)通称では、 あごがはずれたという状況です。関節円板の障害です。
- 骨の変形ー顎関節に強い力が恒常的に加えられると、骨が変形することになります。お口を開け閉めするとゴリゴリ、ジャリジャリと音がします。周囲に炎症をともなうとあごを動かすと痛みを感じます。
筋肉→関節包・靭帯→関節円板→骨の順番に症状が悪化していきます。
顎関節症の原因の多くは生活習慣
発症は、精神的因子、はぎしり・食いしばり、偏咀嚼の等の癖、かみ合わせの悪さが総合的に合算して出てきます。
しかし、基本、かみ合わせが本来、悪い方に他の因子が加わって発症する傾向にあります。
かみ合わせの悪い方は、非常に注意が必要です。
治療方法
認知行動療法ー歯ぎしりや食いしばりなどの顎関節症の原因となる習慣的な行動を自覚して、それを取り除くように行動する事です。自覚して行動する事ーセルフケアです。
セルフケアにはあごを安静にする事が重要です。食事は柔らかい物で食べる、硬い物は避ける。ガムなどの粘性の物は禁忌です。痛い事、あごに負荷をかけないことも重要です。たまに、あごが痛い、あごに音がするなどの症状があるのに、無理して大きな口を開けたりする方がおられます。逆効果になります。
スプリント療法ー上あごにマウスピースをいれます。あごの負荷軽減になります。
薬物療法ー関節の炎症を抑えます。消炎鎮痛剤が効果的です。
本格的な治療方法ー補綴治療・補綴矯正治療・矯正治療の3つがあります。
歯科人間ドック
治療に入る前に、かみ合わせが安定しているかどうかを診断するために、5つの検査を行います。
1. 問診
はじめに問診を行い、現在の歯やお体の状態をきちんと把握します。
特に、かみ合わせの不調の要因の一つでもある、ストレスの有無などについてもお聞きします。
2. 歯・顔の写真撮影
3. 培養検査
4. 噛み合わせの機械(咬合器)
かみあわせの機械(咬合器)上下の位置と顎の位置を特定します。
5. レントゲン写真
レントゲン写真を撮影し、骨格のパターン(受け口など)を分析します。
かみ合わせの本格治療方法
検査の結果を総合し、本格治療方法をご提案します。かみ合わせの治療内容は、主に次の3つです。
噛み合わせについて、詳しくはお問い合わせください。