歯周病の検査ってなにをしているの?
歯周病の検査ってなにをしているの?
歯科医院に行くと「歯周病の検査をしますね」と言われますが、どんな検査をしているか知っていますか?
歯と歯茎の境目に細い器具を入れられてチクチクされているのはわかるけど、なにを検査しているのかわからない…という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は歯周病の検査についてお話します。

歯周病とは?
歯周病とは、歯茎が腫れるだけではなく、歯と歯茎をつなぐ歯周組織の破壊や、歯を支える骨が溶けてしまう病気です。
歯周病が進むと、最終的には歯がグラグラして自然と抜けてしまうこともあります。
そのため歯周病は、日本人が歯を失う一番の原因と言われています。
歯を失わないためにも、早期発見・早期治療がとても大切です。

歯周病の検査
①歯周ポケット測定
歯周プローブという先の細い器具を使って歯と歯茎の境目から歯周ポケットの一番深いところまでの距離を測定します。
健康的な歯周ポケットの深さは、1~2mmと言われています。
歯周ポケット測定でわかること
●歯と歯茎を繋いでいる歯周組織の破壊程度
●歯を支えている骨(歯槽骨)の溶け(吸収され)ている程度
②BOP(歯周ポケット測定時の出血率)測定
歯周ポケット測定をした部分の出血を測定します。
BOP0%で歯周ポケットが非活動性(炎症がない)と言われています。
BOP測定でわかること
●歯周ポケット底部の炎症(歯周ポケットの活動性)の有無
③歯の動揺度測定
ピンセットを使用して歯の揺れ具合を測定します。
健康的な動揺度は、0.2mm以内と言われています。
歯の動揺度測定でわかること
●歯と歯茎を繋いでいる歯周組織の破壊程度
●歯を支えている骨(歯槽骨)の溶け(吸収され)ている程度
④PCR(プラーク付着状態)測定
染色液というプラーク(歯垢)を染める液体を使用して、歯頚部(歯茎近く)のプラーク付着範囲や量を測定します。
*歯周病の発症や進行に直接影響を及ぼす歯頚部のみ測定します。
PCR20%以下で口腔清掃状態が良好と言われています。
PCR(プラーク付着状態)測定でわかること
●口腔清掃状態(細菌の付着率)
検査結果をよくするためには何をすればいいの?
●セルフケア (患者様自身が行うケア)
歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)です。このプラーク(歯垢)を除去するには、日常のブラッシングが必要です。
歯科医院では歯科衛生士から歯科衛生実地指導という、ブラッシング指導が行われます。
歯科衛生士は患者様一人ひとりに合った歯ブラシの種類や磨き方を指導します。
歯科衛生士の指導に沿ってブラッシングをすることによりBOP(出血率)の低下や、歯周ポケット測定の数値を下げることができます。

●プロフェッショナルケア (歯科医院で行うケア)
セルフケアでは難しい歯石の除去を行います。
歯石は細菌の死骸なので歯周病原性はありませんが、歯石がついていることによってプラーク(歯垢)の付着や増殖を助長するため、歯石の除去を行います。
歯石の除去には、見える部分(歯肉縁上)の歯石除去と、見えない部分(歯肉縁下)の歯石除去の2種類あります。
特に見えない部分(歯肉縁下)の歯石除去は、歯肉が炎症を起こしている状態だと、歯茎をすこし触っただけで出血してしまい、目視が出来ず除去が難しくなってしまうので
やはり日頃のセルフケアが重要になってきます。

まずは歯周病検査で自分の今の状態を知ることから始めましょう!
歯周病検査では今のお口の中の状況を詳しく知ることができます。
検査結果をもとに歯周基本治療という治療が始まるので、まずは歯科医院に行き歯周病検査をすることが歯周病予防の第一歩です。
