子ども用歯磨き粉について
子ども用の歯みがき粉と大人用の歯みがき粉、違いは何かご存知でしょうか。
主な違いは、「フッ素の濃度」と「味」です。
歯みがき粉は子ども用も大人用も虫歯予防という大きな目的は同じです。
しかし、大人は子どもに比べて歯のトラブルも多く、歯みがき粉に求める性質もさまざまです。例えば、コーヒーを飲んだりタバコを吸ったりすることが習慣となっており、歯の黄ばみが気になるという方は研磨剤の多いホワイトニング効果のある歯みがき粉を、虫歯や歯周病が気になるという方はフッ素濃度の高い歯みがき粉を求めるかと思います。子ども用はほとんどが虫歯予防を主に目的とした歯みがき粉を使用するため、大人用の歯みがき粉より目的がシンプルです。
子ども用歯みがき粉は甘い味
子どもは歯みがき粉独特のスースーとするミントの風味が苦手な子どもがほとんどです。そのため子ども用歯みがき粉はいちご味やぶどう味など甘い風味で作られ、ミントのスースー感をあまり感じないよう子どもが使いやすい味となっています。子どもが歯みがきに苦手意識を持たないように、刺激の少ないフルーツ味などの歯みがき粉から楽しく歯みがきを始めることは大切です。香りや甘さがあっても虫歯予防には影響ありませんのでご安心ください。
また、子どもは誤って歯みがき粉を飲み込んでしまう場合もあります。もし飲み込んでしまってもお腹などに影響が無いように子ども用の歯みがき粉は大人用よりフッ素濃度が低く作られています。
逆に大人は口の中がスッキリとする清涼感を求め、ミント風味の強い歯みがき粉を好む方が多くなります。そのため、子ども用と比べて泡立ちの元となる発泡剤やミント風味も多く含まれています。

いつ頃から大人用を使うべき?
だいたいのお子さんが5~6歳から乳歯が抜け始めて大人の歯である永久歯が生え始めますが、歯が抜けるのも生え始めるのも人それぞれです。そのお子さんに合ったタイミングで大人用の歯みがき粉に変えることは問題ありません。ですが、永久歯が生え始めた6歳頃になると大人用の歯みがき粉を使うことは問題ないとされているのです。
成長や好みに合わせて徐々に大人用歯みがき粉へと移っていきましょう。大人用の歯みがき粉に変わっても、自分できちんと磨けるようになるまでは大人が仕上げ磨きを行ってください。
逆に大人が子ども用を使うことは問題ない?
大人の方でもミント風味の味が苦手な方はいらっしゃるかと思います。そのような場合、子ども用を使用すること自体は問題ありません。しかし、大人に必要なフッ素量が子ども用だと不十分な場合があるため、他のマウスウォッシュやジェルなどで補うようにしましょう。大切なのは歯みがき粉ではなく磨き方です。
年齢によって使い分け
また、子ども用の歯みがき粉はどれも同じというわけでもありません。歯が生えだした乳児から5歳くらいまでの小さいお子さん向けのものから、永久歯が生えそろう時期の中学生向けのものなど多数あります。含まれているフッ素の量を確認し、お子さんの年齢に合ったものを選びましょう。
使用する量も多ければ良いというわけではありません。同じく年齢によって適切な量も変わってきます。下記のような量を目安に使用することがおすすめです。

《子どもの歯みがき粉使用の目安》
歯が生えてきた頃~2歳頃まで 米粒くらいの量(1000ppm)
3~5歳 グリーンピースくらいの量(1000ppm)
6歳以上 1センチくらいの量(1450ppm)
あくまで目安ですので、歯の生え具合や味の好みによって適した量を使用してください。どれが合っているのかわからないときはお気軽に歯科医師や歯科衛生士へご相談ください。
お気に入りの歯ブラシと歯みがき粉で楽しく歯みがき
お子さんが歯みがきを苦手にならないように、好きなキャラクターの歯ブラシを使ったり好きな味の歯みがき粉を見つけたりと工夫しながら楽しく歯みがきをしましょう!