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赤ちゃんのお口の中の管理知っていますか?

ライフステージごとにお口の中の管理の仕方は変わってきます。今回は生まれたばかりの赤ちゃん(乳幼児期)のお口の中の管理についてです!これから赤ちゃんを産む予定の方や、今現在赤ちゃんと生活を共にしている方に知ってもらえたら嬉しいです。

★乳幼児期

乳幼児期って?

乳児とは1歳未満の赤ちゃんのことです!鹿児島 歯医者 乳幼児期

乳幼児期は、乳歯の萌出が開始され、本格的な口腔管理が始まる重要な時期になります。乳幼児期のポイントは、適切な食生活習慣と食後の口腔清掃習慣です!健全な乳歯列は健全な永久歯の成長発育を促すためにも、無歯期から虫歯予防のための準備を開始することが大切です。健全な乳歯列は健全な永久歯列の完成のための第一歩です!!!

⑴無歯期

・無歯期の口腔清掃

無歯期の口腔機能は主に哺乳機能であり、歯の萌出によって徐々に噛む機能が発達していきます。この時期は歯が萌出していなくとも、哺乳によって口腔粘膜や舌の表面が汚れてくるので、綿棒やガーゼなどで清掃します。毎日の沐浴と同じように必要な清潔習慣の一つです。この時期から口腔の内外に触れられることに慣らせておくと、本格的な口腔清掃への移行がスムーズになります。鹿児島 歯医者 無歯期の口腔清掃

・口腔機能の発達と離乳の進め方

口腔機能の発達過程は嚥下、捕食、押しつぶし、咀嚼の順です。乳児は吸啜反射を中心とした哺乳反射によって乳汁を摂取します。離乳初期では固形食物を調理により「ドロドロ状」の食べやすい形態にします。離乳の進行に応じて、食物の性状を「舌でつぶせる硬さ」「歯茎でつぶせる硬さ」「歯茎で噛める硬さ」へと徐々に移行します。本格的な摂取機能の発達過程は、乳歯が萌出してからになります。鹿児島 歯医者 口腔機能の発達と離乳の進め方

⑵乳歯列期

歯の萌出によって、乳幼児の噛む機能や発音機能は一段と発達します。

・口腔清掃習慣の確立

乳歯列期の口腔清掃の基本は、保護者の仕上げ磨きが主体になります。鹿児島 歯医者 口腔清掃習慣の確立

★年齢による口腔清掃の要点

1歳⦅上の前歯が萌出してきます⦆

*保護者主体の口腔清掃習慣の開始

*綿棒やガーゼで拭くことから始め、徐々に歯ブラシに移行します

2歳⦅奥から2番目の歯が萌出完了します。前歯に虫歯ができやすくなります⦆

*保護者主体の口腔清掃習慣の定着

*歯ブラシとフロスまで

*ブクブクうがいの練習開始

3歳⦅乳歯列の完成、奥歯に虫歯ができやすくなります⦆

*自分で歯磨きをしたがりますが不十分であるため、保護者による点検と仕上げ磨きが必要になってきます

*ブクブクうがいが上達をします

4歳⦅奥歯の隣接面に虫歯ができやすくなります⦆

*自分で歯磨き出来るように保護者が援助を開始して下さい

*フッ化物配合歯磨剤の使用を開始してください

口腔清掃にフッ化物を応用することは虫歯予防に有効であり、乳歯の萌出直後からの応用が望ましいです。

・代用甘味料について

砂糖に代わる甘味料としてキシリトールをはじめとする非発酵性糖質を用いた飲料品や食品が多く市販されています。しかし、虫歯予防の非発酵性糖質を使用した食品であっても、いつ食べてもいいというわけではありません。過剰な期待は禁物で、非発酵性糖質を摂取すればセルフケアの必要がなくなるわけではありません鹿児島 歯医者 代用甘味料について

・ミュータンスレンサ球菌の感染。

虫歯の細菌としてしられているミュータンスレンサ球菌は、保護者などの唾液から子供に伝染し、感染することが示されています。出生後から歯が生えるまでの間はミュータンスレンサ球菌の存在は認められませんが、1歳6か月から2歳6か月頃までの間にみられるようになるため、この期間は「感染の窓」とよばれています。赤ちゃん 母 イラスト に対する画像結果

・口腔習癖に対する保健管理

乳歯列期にみられる口腔習癖のうち、指しゃぶり、物かみ、おしゃぶりは年齢とともに減少していきますが、歯ぎしりや爪を噛む癖は増加する傾向があります。指しゃぶりなど幼児前半は生理的ですが幼児後半でしていたら問題行動になります。この癖は歯列や出っ歯、発音など口元に影響がでるのでお母さんは気を付けて子供さんの癖などを見ていてあげてくださいね!鹿児島 歯医者 口腔習癖に対する保健管理

もしお子さんのことで少しでも気になることがあったらいつでもご相談ください!!!!

交通アクセス

住所:〒890-0055 鹿児島県鹿児島市上荒田町20-10


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