歯周病は予防ができますよ!
歯周病って予防ができるって知ってましたか?今回は歯周病の予防について知ってもらえたら嬉しいです。
歯周病の予防には各段階があります!
第一次予防には歯周病の発症を予防することです。健康増進としては生活習慣の改善をはかることによって、生命体の免疫反応を高めることと口腔清掃が大切になってきます。
第一次予防には歯周病の発症を予防することです。
炎症がなくなった口腔内には入れ歯や被せ物などの処置を行い、口腔機能回復を目的とした第三次予防を行います。ここまで終わると患者さんのお口の中は健康を取り戻すことになりますが、歯周病は再発する危険性が高いのでメンテナンスが大切になってきます!
※歯周基本治療って?
歯周病の病原因子を除去して、歯周組織の炎症を消褪させるための原因除去治療のこと
★歯に付着している細菌の除去
歯周病の直接原因は歯面に付着したプラークであり、歯周病の予防も治療も歯ブラシが基本になってきます。そのため、歯周病の治療段階ではなく予防の段階から正しい口腔清掃を習得しましょう!セルフケアの一つであるブラッシングにはさまざまな方法があり、また各個人によっても適するブラッシング方法はことなります。正しいブラッシング方法を身に着けるために歯医者さんに行きましょう。
★歯石とプラークの除去
歯石の表面はザラザラしています。これはプラークが蓄積していく原因となるので、歯石の除去を行うと、表面に付着したプラークも除去されて、炎症が改善します。そのため、歯石が歯周病の原因であると誤解を招くことがありますが、歯面に付着したプラーク中の細菌が炎症の原因であるので、歯石を除去した後でも口腔清掃を怠ってはいけません。
そのほか、不正な修復物などもプラーク蓄積の原因となるので修正をするか、除去して清掃しやすい形態にします。また、歯並びが悪いと清掃が困難になるので、歯科矯正が必要になるときもあります。
★口の中の環境の改善
免疫反応を修復するには、第一に喫煙があれられます。喫煙は歯周病のリスクになる大きな原因で、歯周組織の治療を遅らせるだけではなくて、全身状態にも大きく影響するので、禁煙をおすすめします!口腔乾燥症がある場合には、唾液による自浄作用が乏しくなるので、より口腔清掃に取り組む必要があります。
歯周病は全身の健康状態に影響を受けるので、健康な状態を維持して病気に対する抵抗力をつけることが大切です!そのためには、強度のストレスがあるときはをれを緩和し、全身疾患があれば平癒し、規則正しい健康的な生活習慣を身に着けることが重要です。
★定期的歯科検診
歯周病は自覚症状がないので、定期的に歯科検診を受ける必要があります。歯科検診では、虫歯や歯周病その他の疾患の有無を確認するとともに、口腔清掃の実施状況を評価して、日常の口腔清掃が適切に実施できるように一緒に歯ブラシの練習をしたりします。さらに、必要に応じて歯石除去や※PMTCを行います。また、歯周病が患者さんのQOL や全身の健康に及ぼす影響を説明して、口の中の健康を維持するためには少なくとも年一回の定期健診が必要です!
※PMTⅭって?
歯科医療従事者が行う歯面清掃をPTC(professional Tooth cleaning)といい、中でも機械を使って行うPMTC(professional mechanical tooth cleaning)とは歯科従事者が機械的器具とフッ化物配合研磨ペーストを使用して、歯肉縁上と歯肉縁下1〜3ミリにあるプラークを徹底的にすべての歯面から取り除くことをいいます。
PMTCを実施した場合は、口腔内の全ての歯面からプラークが除去されて、プラークが再び歯面に付着するまでに多くの時間がかかるといわれています。
歯周病は自覚症状がありません。定期的にメンテナンスに通って健康でいつまでも美味しくご飯を食べられるようにしましょう!