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口の中の病気・異常の予防について⓵

今回は口内炎、口腔癌の予防について知ってもらいたいです!

①口内炎

⒈分類

口内炎は通常、口の中の粘膜の表面に炎症性の病変がみられるものをいいます。しかし、明らかに歯根から粘膜へと波及した歯原性の炎症、外傷、新生物、嚢胞などは口内炎に含まれないことが多いです。病態による分類としては、アフタ性口内炎、カタル性口内炎、びらん性口内炎、潰瘍性口内炎、偽膜性口内炎に分類されます。部位に着目した場合は、歯肉炎、舌炎、口角炎、口唇炎などがあります。鹿児島 歯医者 口内炎

⒉実態

我が国、日本では実態調査はほとんど行われておらず、限られた職場、診療施設における頻度調査がされる程度です。

⒊要因

原因はさまざまであります。原因が明らかなものとしては、細菌・真菌・ウイルスなどの感染症として起こるものがあります。感染症以外では、薬物、アレルギー、白血病、放射線、尿毒症などの関与があげられます。そのほか、不良補綴装置(例”口に合わない入れ歯)による粘膜への刺激が原因となることもありえます。また、健康状態が良いときに発症することがまれなため、発症には免疫機能の関与が推測をされています。誘因としては、全身疲労、風邪、胃腸障害、ビタミン欠乏、抗菌薬またはステロイド薬の服用、過度の禁煙があげられていきます。鹿児島 歯医者 口内炎

⒋予防

口腔清掃を行い、口腔内を清潔に保つ、バランスのよい食事や十分な睡眠をとり、免疫機能の維持向上をはかります。禁煙を行い、ストレスのある生活を避ける、そのほか、歯の鋭縁部位や不良補綴装置(例”口に合わない入れ歯)など粘膜刺激になる要因を取り除く、放射線療法や化学療法を行っている患者さんに対しては、その病状や療法に応じた口腔のケアを行うなどです。鹿児島 歯医者 口内炎予防

②口腔癌

⒈分類

組織的に分類をすれば、口腔癌の80%以上は扁平上皮癌とその亜型です。また、口の中に発生した部位によって分類されることもあります。

⒉実態

2000年に新たに発生した口腔癌の件数は世界中で39万件と推計されており、発生するすべての癌のうち、男性では約5%、女性では約2.5%を占めると算定されています。インドおよび東南アジアの男性においては最も多い悪性腫瘍の一つであります。口腔癌は死亡率が極めて高く、2000(平成12)年では先進国と開発国の両方を合わせて約20万7千人が死亡されています。口腔癌は加齢とともに発生率が増加する傾向にあり、35歳以下でまれな疾患であります。我が国の口腔癌の発生率をみると、1970年代においてはきわめてまれな疾患(10万人に1人以下)でありましたが、男女ともに急激な増加がみられて、2000年では女性で10万人に2人、男性で10万人に6人になったと報告されています。鹿児島 歯医者 口腔がん(口腔癌)

⒊要因

リスクファクターとして大きなものはタバコとアルコールであり、それらの消費量が多いほど口腔癌のリスクは高まります。また、インドおよび米国における調査では、かみタバコと口腔癌との間に高い関連性が報告されています。スリランカやインドにおける調査では、口腔癌患者の80%以上にビンロウをかむ習慣がありました。しかし、ビンロウをかむだけでは発癌のリスクは低く、タバコや石灰を混ぜてかむ習慣があるときわめて高くなることが示唆されています。鹿児島 歯医者 口腔がん(口腔癌

そのほか、HPVの感染が口腔癌のリスクファクターとなる可能性が示唆されています。単純ヘルペスや脂肪の摂取がリスクファクターであると指摘されることもありますが、その証明については十分に行われていません。

⒋予防

タバコ製品と過度のアルコール摂取を避けることが最善の予防手段であります。主な要因が明らかになっているので、口腔癌のリスクを減少させるためには、ほかの癌と同様に、禁煙推進などの公衆衛生的な方策が効果的です。我が国ではまれな習慣ではありますが、かみタバコやビンロウの使用を避けたり、また、最近市販されたガムタバコについても避けるべきであります。その他の確立された予防行動としては果物や野菜の摂取であり、可能性のある栄養素としては、ビタミンⅭとE、B-カロチンが示唆されています。食物繊維の摂取については十分な証拠が示されてないです。鹿児島 歯医者 口腔がん(口腔癌

口内炎と口腔癌について少しでも今回のブログで知ってもらえたら嬉しいです。口内炎も口腔癌も予防が出来ます!お口の中で気になることがあればご連絡ください。鹿児島 歯医者 口内炎と口腔癌

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