子どもの年齢に合わせたブラッシングのコツ!
子どもが将来、健康な歯で過ごすためには、大人が正しい知識を持ち、子どものうちから適切な歯磨き習慣を身につけさせることが大切です。
>ここでは、毎日の「セルフケア」で大切な歯磨きと仕上げ磨きのポイントを紹介します。
0~2歳 乳歯が生えてきたら、歯磨き習慣をスタート!
自分磨きの練習
まずは、ハブラシを持たせて自分で歯磨きをさせてみましょう。親の真似をさせたり歌やリズムをとったりして、楽しい雰囲気づくりを心がけるようにすると楽しく練習できます。自分でハブラシを口の中に入れて慣れることを目標にしてみましょう。
ブクブクうがいの練習
「水を口に含んで吐き出す」、「水を含まずに頬を膨らませる」の2つが上手にできるようになったら、水を口に入れて「ブクブクペッ」とうがいをしてみましょう。
うがいができるようになったら、フッ素が入った歯磨き粉などを使い始めましょう。
仕上げ磨きのポイント
ハブラシは鉛筆握りで持ち、力を入れずに細かく動かしましょう。上唇の内側と歯茎にハブラシが当たらないようにしっかりと指で保護しながら、「イー」と「アー」の口にさせるのがポイントです。上の前歯の外側と、奥歯の嚙み合わせの面が虫歯になりやすいので注意が必要です。
3~5歳 「食べたら磨く」「きちんと磨く」を意識づけましょう
自分でしっかりと磨けるように、図を参考にして磨いてみましょう。フッ素入りの歯磨き粉を使用し、うがいは少量の水で1~2回ほど行うようにしましょう。
➀②まずは、左右の上の奥歯の噛み合わせの面を磨く。
③④左右の下の奥歯の噛み合わせの面を磨く。
⑤⑥上の歯の左側から前の歯まで順番に磨く。
⑦⑧下の歯も同じように、左側から順番に磨く。
⑨⑩最後に上下の右の歯を磨く。
⑩までしっかりできるようになったら、次は歯の裏側も磨く練習をしましょう。
6~12歳 一生モノの永久歯を自分できちんとケアできる習慣づけをしましょう
生えかけの奥歯(第一大臼歯/6才臼歯)や抜けた歯の横、凸凹な歯並びなどは磨き残しが多くなりがちです。毛先の当て方を練習して、すべての歯を一人で磨けるようになりましょう。
第一大臼歯(6才)とは?
6歳頃に生える、永久歯の中で最も嚙む力が強く、その後生えてくる永久歯の歯並びを決める大切な歯です。奥に生えてくるため見えにくく、虫歯になりやすいのでしっかりチェックしながら磨きましょう。
お子さんのお口の状態に合わせて、しっかりケアをしてあげるようにしましょう。しかし、丁寧に仕上げ磨きをしてあげていても、どうしても磨き残しは出てしまいます。子どもの歯を虫歯などから守るために、歯科医院で定期的にクリーニングや歯磨き指導を受けるようにしましょう。