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お口の機能を育てる。

子どもの健やかな成長には「お口の機能」を育てていく事も大切です。

食べる、話すなどのお口の機能を育てるカギは、まずきちんと「食べる」ことです。

でもそれには、食べるのに適した「姿勢」ができていないといけません。

最近、スマートフォン、タブレットを使用するお子さんも増えております。

画面をみる姿勢が前かがみになります。

亀みたいに前傾状態になり、正常な姿勢をとれないお子さんが増えております。

近年、子どもの虫歯や歯肉炎(歯ぐきの腫れや出血)は減少傾向にあります。

代わりに問題となっているのが「お口の機能の発達の遅れです。」

姿勢が悪いとお口の機能発達の遅れを生じる可能が高くなります。

誕生日のケーキのろうそくが吹き消せない、お口がいつもポカンと開いていると言った子が増えていると聞いたことはないしょうか?

お口の機能はもともと「食べる」「話す」などを通じて少しずつ育っていくものです。

しかし、その発達が遅れている子が目立ってきています。

子どもの「口がいつも開いている」「食べるのが遅い」などの相談に来られる親御さんがよく見られます。鹿児島 歯医者 お口の機能

お口の機能の発達が遅れていることは、専門的には「口腔機能発達不全症」と呼ばれます。

「発達不全」と聞くとショックを受けてしまうかもしれません。

あくまで発達が遅れている、もしくは、発達が停滞している状態です。

適正な時期に体の成長に伴い、顎の成長もしてきます。

それによって、お口の機能である食べる、話すも向上していきます。

つまり、食べる機能は、乳児期には、母乳を飲み、幼児期になると離乳食を食べ、普通の食材を摂取していきます。

話す機能も、同様に、簡単な発語(ママなど、マンマなど)から、始まり、複雑な言葉に移行していきます。

しかし、口腔機能発育不全症は、その過程がうまくいかず、どこかの期で停滞している状態です。

当院では、口腔機能発育不全症かどうか、また、口腔機能発育不全症であれば、それに応じた治療方法を提供しております。

お口の機能の発達の遅れ・停滞を取り戻すには、舌や唇などお口のトレーニングが効果的で、そうした指導を歯科医院で行うこともあります。

子どもさんに意識を向けて欲しいのが日常の「食べること」の見直しです。

お口の機能を育てる一番の訓練は「毎日の食事」です。

子どもは、ガブリ、モグモグ、ごっくんと繰り返すことで唇や舌、頬の筋肉、のどの上手な使い方を自然と獲得し、習熟していきます。

しかし、「食べること」にはきちんとしたフォームがあります。

野球のピッチャーにきれいな投球フォームがあるように、じつは「食べること」にも適切な姿勢があるのです。

適正な姿勢とは、テーブルの高さがお子さんの食べるのに、無理のない高さどうかです。

テーブルが大人の高さになって、高すぎたり、逆に低いと、適正な食べる姿勢になっておりません。鹿児島 歯医者 食べる姿勢

概ね、背筋がまっすぐで、腕を曲げてテーブルに接するぐらいが食べる姿勢となります。

足もしっかり、床に接していることも重要です。

よい「食べる姿勢」で食事をすることが、子どものお口の健全な成長に繋がります。

お口の機能を育てるには、しゃべることも大切です。

おしゃべりで元気に走り回っている子は、お口の機能も育っていて、逆に黙ってじーっとしている子はお口の育ちが遅れている傾向があるようです。

どんな話をしているのか、子どもたちを見ていて気付くのは、食べ物の話が多いという事です。

「きのう何食べた?」とか「好きな食べ物は?」とかおしゃべりしています。

そんなとき、偏食がひどくて食べられるものが少ない子だと、話の輪に入っていきにくいです。

それで食の幅が広がるというのは、子どもがまわりの子とおしゃべりするきっかけにもなります。

ひいて、それがお口の機能の発達にもつながります。

交通アクセス

住所:〒890-0055 鹿児島県鹿児島市上荒田町20-10


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