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乳歯と永久歯の違い

人の歯は何本ありますか?と問われると、わかない方が多いかもしれません。

鹿児島 歯医者 人の歯は何本ありますか?

鹿児島 歯医者 人の歯は何本ありますか?

手の指や、足の指の本数は、結構、ご存知の方はおられますが。

子供の乳歯は20本です。大人の永久歯が第二大臼歯までであれば、28本、親知らず(第三大臼歯)まで数えると32本になります。

乳歯は、一般的に生後7~8か月ごろに下あごの前歯(乳中切歯)から生え始め、すべての乳歯が生えそろうのは、3才ごろです。もちろん生える時期には個人差があり、多少早くても遅くても問題はありません。

 歯は部位別には、前歯部と臼歯部に、歯はまず、分けられます。

前歯とは、糸切り歯から反対の糸切り歯までを言います。また臼歯部とは、その糸切り歯の後方の小臼歯~大臼歯を言います。

前歯部において、

乳歯の形は永久歯にそっくりです。しかし、臼歯部は全く形が違います。

歯の頭を歯冠と言いますが。

歯冠の形態から観て、

乳歯の頭(歯冠)と永久歯のそれは、前歯はよく似ています。しかし、臼歯部は乳歯と永久歯は全く違います。

根の形態も、違いがあります。

前歯部は、乳歯と永久歯は形態がやはり、似ております。しかし、臼歯部の根は乳歯と永久歯では、かなり、違いがあります。一般的に乳歯の根は、永久歯の根より、細く、歯の頭(歯冠と呼びます)に比べて相対的に長いです。つまり、スタイルが良いと言います。永久歯は乳歯に対して根が短くスタイルが悪いです。

しかし、根の太さから見ると、乳歯は細く、平べったい感じです。それに比べて永久歯は、太くて、短い感じです。

咬む力の観点で、乳歯と永久歯を観る。

子供から大人になる成長発育で、歯の周囲の顎と筋肉が成長して咬む力は大幅に強くなります。

そのために、結果として、その強大な咬む力を抗するために、乳歯から永久歯の交換が必要と考えられます。

稀に、永久歯の芽が無いケースや、芽はあるが、しっかり生えてこないで、乳歯が大人になっても、残っている方がおられます。一見、日常の食事には問題ないように思います。

しかし、先ほど述べたように大きさ、形態の違いから、永久歯に比べて、耐久性に乏しく、30代、40代と年齢が上がると残存の乳歯は破折、グラグラと動揺して、食事に支障を出すことがあります。

やはり、大人になると、それに応じた大きさと形態を持つ永久歯でないと、毎日の食事を快適に過ごす点では、乳歯は問題があります。

永久歯と乳歯の数の差は大臼歯の数と一致します。

乳歯の20本は永久歯の切歯8本、犬歯4本、小臼歯8本(合計20本 )に生え替わるのです。乳歯の後ろから第一大臼歯(6歳臼歯)、第二大臼歯(12才臼歯)、最後に第三大臼歯(親知らず)が生えて永久歯の歯並びが完成します。親知らずについては、生えてこない場合もあります。「乳歯は永久歯より小さくてかわいい」というイメージがありますが。確かに前歯に関しては、その通りです。しかし、小臼歯に生え替わる乳臼歯は、小臼歯よりかなり、大きいです。それは、乳臼歯が抜けた後は、小臼歯が生えやすいようにスペース(すき間)を多めに確保するためです。

前歯に関しては、どうなのでしょうか。乳歯の前歯は小さくても、顎の大きさの発育ともに歯と歯の間に隙間ができるので、永久歯の前歯も生えやすいのです。

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住所:〒890-0055 鹿児島県鹿児島市上荒田町20-10


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