お口元気歯ッピー健診
お口元気歯ッピー健診は、健康寿命の延伸、QOL(生活の質)の向上を目的とし、下記対象者に無料で実施しています。
・対象者 年度内に76歳及び80歳に達する方
・健診料 無料(※健診内容以外の検査や治療には、別途費用が発生します)
・健診期間 対象年度の6月1日~翌年1月31日
・健診場所 当院で健診可能です。その他実施場所は、鹿児島県後期高齢者医療広域連合HPにてご確認ください。
健診の主な内容
・問診 歯周疾患や口腔機能に関する自覚症状の有無 等
・口腔内検査 歯および歯ぐきの状態確認(虫歯、歯周病の有無 等)
口腔内・検査 入れ歯の状態確認
口腔内・検査 口腔状態の確認(舌苔、ドライマウスの有無 等)
・口腔機能検査 飲み込む力、噛む力、頬のふくらまし検査 等
歯と口のトラブルを放っておくと・・・
歯や口には大切な役割があります。”食べ物が噛みづらい”、”飲み込みにくい”等、歯や口のトラブルを放っておくと健康への悪影響を招き、フレイル(心身の虚弱)につながる危険があります。
健康へ悪影響を及ぼす可能性
- 誤嚥性肺炎:飲み込む力が衰えると唾液や飲食物とともに、細菌や食べかす等が気管から肺に入って肺炎を起こします。
- 脳卒中・心臓病:口の中で増えた細菌が血液中に入り、血管や脳、心臓に悪影響を及ぼします。
- 低栄養:噛む力や飲み込む力が衰えると、栄養の質が低下します。→骨折や転倒につながる恐れもあります。
- 認知症:噛む力が衰えると脳への刺激が減ったり、栄養素が不足して認知症が発症・進行しやすい状態になります。
フレイルとは?
フレイルとは、加齢により運動機能や認知機能等が低下し、心身が虚弱な状態のことです。フレイルの基準には5項目あり、1~2項目当てはまると黄信号(フレイルの前段階)、3項目以上当てはまると赤信号(フレイルの疑い)と判断されます。病気ではありませんが、放っておくと介護状態になる危険性があると考えられています。しかし、適切な対策を行うことで生活機能の維持・向上が可能な状態とされていて、早期発見・対策が重要です。
□体重減少(意図せず半年で2㎏以上の体重減少)
□疲れやすくなった(何をするにも面倒だと週に3~4日以上感じる)
□握力(筋力)が低下した
□歩くのが遅くなった
□体を動かすことが減った
歯ッピー健診で早期発見!
フレイルの初期症状として、オーラルフレイルという状態があります。下記のようにささいな衰えが、口腔機能の低下や心身機能の低下につながります。健診で早期発見し、治療や予防することでフレイルを未然に防ぎましょう。