インフォメーション

噛み合わせ(伸びたり傾いてしまった歯)

噛み合わせについて

歯は、1本1本がバラバラにはたらいているのではなく、全体として安定した形をつくっています。
それぞれの歯には生理的な範囲で動きがあり、両隣の歯と噛み合ってる歯、そして舌、頬による三次元的な力のバランスを保つことにより、その位置にとどまっているのです。
たった一本の歯でも抜けたままで放っておくと、抜けた歯の隣の歯が歯の抜けたところに倒れ込んだり、噛み合う相棒の歯がないと、少しずつ伸びてきます。こうなるとスムーズな顎の動きの邪魔になり、噛み合わせは大きく変わってしまいます。歯が抜けたまま放っておくことは噛み合わせを悪くして,悪い結果を生みます。
たった一本の歯がきっかけで歯並びが大きく狂ってくることを考えれば、たとえ一本でも噛み合わせを考えたきちんとした治療を行うことが大切なことはわかると思います。歯の治療を始める際には、とりあえず痛い所だけの治療では全体のバランスがとれませんので口の中全体を一つの単位とした総合的な診断が必要となります。
矯正治療、歯の形態修正、修復治療などにより、噛み合せを再構成しなければなりません。通常、年齢が上がれば、上がるほど、お口の状況は、悪化しております。なぜなら、歯が1本なくなると、他の歯が移動して、その場、その場で、食事ができないと生命維持に深刻ダメージを与えないように、歯の移動がおこります。それで、毎日の食事をできるように短期的な帳尻を合わせます。

しかし、この生体の順応力も限界があります。年齢があがれば、その状況が悪化するとは、そのような理由です。老化ではなく、咬合が経年的に悪化した結果です。
鹿児島 歯医者

 

 

 

 

 

 

限界が来るとどうなるのでしょうか?

簡単に言えば、硬い物が噛めない、うまく、噛めない等が出てきて、食材を選んで、食べる必要がでてきます。
タコ、イカ、硬いせんべいは無理です。究極は、毎日、バナナ、うどんのような柔らかい物しか食べれなくなります。中に食材をミキサーにかけたりして食べている方もいます。噛み合わせの悪化は、食べる機能低下のみならず、噛むために必要な筋肉と顎関節にも負担を及ぼします。具体的には、噛む筋肉に負担がかかると肩こり、お口を開閉したおりの頬から、首筋までの痛みや片頭痛を生じます。
また、顎関節に負担が出ると、お口の開閉時に、カックンと音がしたり、じゃりじゃりと音したりします。これは、関節内軟骨が引っ掛かり、壊れてきていることを示しております。さらに、悪くなるとお口が開けられない、閉じれないとなります。早めの対応が必須です。

交通アクセス

住所:〒890-0055 鹿児島県鹿児島市上荒田町20-10


Google mapを開く>

  • 市電たばこ産業前、市電中洲通りから 徒歩3分
  • JR鹿児島中央駅から、徒歩15分、タクシー5分