摂食嚥下のお話ー基礎編
鹿児島市の歯科 総合歯科センターの永田デンタルクリニックの院長の永田です。
今年は、台風が多く発生して災害が多いようです。
猛暑の影響で、太平洋の海水温が高い事が台風の発生を促していると聞きました。
安心に暮らせるように、日々の心がける防災が重要ですね。
さて、私たち医療の中で、その意味でも、食事ができなくなってから、鼻から栄養チューブや、点滴、最後には胃瘻となるよりは、
予防的治療を行い口から食事が最後までできる事は人間の尊厳上、重要です。
以前、さわりで、接触嚥下リハビリの話をしました。
今日は、基礎的な話をします。
食べる事は学問的に観察すると、認知期、口腔期、咽頭期、食道期の4つの分けて診ています。
認知期は、どんな食べ物かと認識しているか否かです。これがうまくいかないのが、認知症の患者さんです。
口腔期は、食べたものを咀嚼して粉砕してのどへ送り込み時期です。
喉頭期は、食べたものを喉から、食道へ送り込み時期です。誰でもむせるときは、ここで飲み込みがうまくいかずに肺へ入りかけている時です。
食道期は、食べ物が胃へ送り込まれる時期です。
このすべてが調和をとれて、機能していると食事がスムーズにできますが、どこかの期がうまくいかないと食事がうまくとれなく
なります。
お水を飲みとたまに、せき込み方は、要注意です。
楽しい食生活をいつまでも、私たち、歯科医療は願ってサポートをしておりますので、お気軽にご相談ください。