酸蝕症とは
皆さん こんにちは
今年の夏はとても暑かったように思います。皆さんはこの夏を元気に乗り切れたでしょうか
暑い暑い夏を乗り切るには気力もそうですが…。
熱中症対策として水分を取ることも多かったかと思います。
特に夏に飲むスポーツドリンクや清涼飲料水は美味しく感じますね
…実はこのスポーツドリンクや清涼飲料水は歯に大きな影響を与えます。
それは『酸蝕症』です!
下の写真は健全な歯の模型です。
健康であればこの模型のようにきれいな形をしています しかし!!!
酸蝕症になってしまうと…
写真のように歯の表面は溶けてしまってボコボコに…
★酸蝕症とは
歯が溶かされて薄くなり知覚過敏などを引き起こしてしまう恐ろしい病気です。生活習慣病の1つでもあります。原因は清涼飲料水やスポーツドリンク、ワイン、お酢などの摂取の多さです。上記の物には全て酸が多く含まれています。この酸が、歯のエナメル質を溶かしていってしまいます。
飲み物や食べ物だけではありません
胃酸の逆流や反復性嘔吐など、『胃液』がお口の中に逆流することでも歯は簡単に溶けてしまいます。身体の内部からも起こることがあります。
このように外からも中からも酸蝕症の影は潜んでいます
★酸蝕症を防ぐには…
胃酸の逆流や反復性嘔吐などの内因性によるものは内科的疾患の治療を必要としますが、外因性によるものでは、普段の生活から改善することができます。
①酸性の飲食物を口にしたら、その後すぐに水やお茶を飲む・うがいする。
原因となる酸をできるだけ歯面につけないため。水やお茶を飲んだりうがいをして、酸を積極的に落としましょう!
②酸性飲食物をダラダラ食べたり飲んだりしない。
普通に摂取する分には問題ないのですが、ダラダラしてしまうとそれだけ酸が歯についている時間が長くなってしまい、どんどん溶けて行ってしまいます。ついついやりがちなお酒のちびちび飲みも、その一つです!
③ブラッシングは30分後
酸性飲食物をとった直後はエナメル質が柔らかくなっているのですぐブラッシングしてしまうと歯が削れてしまいます。そのため、すぐには磨かす約30分経った頃に磨くとベストです。
酸蝕症は皆さんの心掛けによってしっかり防ぐことができる病気です!歯がしみる、痛いなどといった症状があれば、せっかくの楽しい食事も憂鬱になってしまったりするものです
美味しい物、好きなものを健康な歯で毎日食べていけるように皆さんも意識してみてください
何かお困りなこと、気になることがありましたら総合歯科センター永田デンタルクリニックのスタッフに何でもご相談して下さい。
スタッフ S ・ M