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小児の歯並びを悪くする機能的要素とは!?①

口腔機能と周囲の形態は密接に関係しています。
呼吸、嚥下、咀嚼、発音などの口腔機能は人間が生きていくうえで必須のものであり、これらの口腔機能による動作が口腔周囲の環境や歯列などの形態をつくります。
口腔機能と周囲の形態には密接な相関関係があり、歯列形態に解剖学的な問題がなく、口腔機能が正常であれば、口腔内は正常に発育します。ところが、口腔機能に問題(口腔習癖)があると、その影響で歯列形態に問題が出てしまいます。

また、形態に問題があると、それにより口腔機能を正常に保つことが難しくなり、口腔習癖が誘発され、悪循環が発生してしまうこともあります。
バランスよく口腔周囲を機能させているかチェックし、できていなければ、原因となる口腔習癖や悪い生活習慣、その他の形態の問題などを検査し、それに対応した機能訓練を行う必要があります。

口腔習癖とは、「歯列形態に悪影響を及ぼす口腔周囲の異常機能」のことをいい、指しゃぶりや口呼吸、異常嚥下癖、構音障害、口唇閉鎖不全、ろう舌癖、クレンチング、偏咀嚼、口唇癖などさまざまな種類があげられます。その中の今回は指しゃぶりと舌癖について話をします。

☆指しゃぶり→やめられないと歯列に影響する

指しゃぶりは、赤ちゃんがおなかの中にいる頃から行っていると言われています。生まれてすぐに母乳を飲めるようになるための練習と言われており、発達の過程で必須の行為です。
生後2~3ヵ月ぐらいになり手の動きが活発になると、近づけた手を吸啜反射で吸うという指しゃぶりが始まります。
特に生後12ヵ月頃までに指やいろいろな物をしゃぶるのは、目でみて手を動かし、味や形を覚えて動きを協調させるための行為と考えられています。
この頃の指しゃぶりは、退屈なとき、眠いとき、不安なとき、空腹なときなどにすると言われています。指しゃぶりは発達段階において自然な行為ですが、1歳半から2歳頃を過ぎてもやめられない子どももいます。

2歳半を過ぎても続いてしまうと、歯並びやあごの骨等に悪影響が残る可能性があります。具体的な影響としては、上下の前歯が接触しない状態である「開口」とともに上あごの骨が前方に突き出てしまったり、ときに斜めから指を入れて吸っている場合は、下あごが押されて真ん中からずれてしまうこともあります。

指しゃぶりは、不安があったり緊張しているときに心の安定を図るためにすると言われており、歯科医院来院時のようなときは特に多くなるものです。怒ったりして無理にやめさせるのではなく、自然な形で卒業できるように仕向けることが重要です。特に夜の指しゃぶりは最後まで残ることが多く、その場合は親御さんがしゃぶる手をつなぎながら安心して寝かせてあげることをお勧めしています。
鹿児島 歯医者 指しゃぶり→やめられないと歯列に影響する

★おしゃぶりと指しゃぶりの違いはあるの?

おしゃぶりは指に比べて軟らかいため歯列への影響は起きにくい、まっすぐ咥えるため正中のずれは起こりにくい、鼻呼吸を促す効果があるなどのメリットがあるともいわれています。
一方で、親子ともども依存しやすい、泣き止まないときなどに使われるため親子のコミニケーションが減る、口にいろいろな物を入れて確かめるという行為が減って学習の機会が減るなども言われています。
いずれにしても2歳半を過ぎての習慣は、歯列、咬み合わせに悪影響が出てしまいます。
お子さんが自然に頻度を減らしていけるように、叱るのではなく、周囲の大人が子どもとの触れ合いを増やし、お子さんが安心して何かに夢中になれる環境を作ってあげることが大切です。
鹿児島 歯医者 おしゃぶりと指しゃぶりの違いはあるの?

☆舌癖→開口につながる

上下の歯のあいているスペースに歯を突っ込む「舌突出癖」、飲み込み時に舌の先が上下前歯の間や下あごの前歯の後ろにある「異常嚥下癖」、サ行・タ行などの発音時に舌を挟み込んでしゃべる「構音障害」、歯の隙間や欠けてしまった歯などが気になり、触って舌を動かして遊んでしまう「弄舌癖」などを合わせて「舌癖」と総称します。

いずれも、舌の位置が低くなり上あごに挙がっていない状態で、下がった舌を前歯の間に挟み込むことで、咬んでいても前歯があたらないような開咬という状態になってしまいます。鹿児島 歯医者 癖→開口につながる

小児歯科についての、詳しい対応方法等は、「小児歯科の詳細・流れページ」

 


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