予防に大切な口腔清掃の種類
口腔清掃とは虫歯や歯周病の予防のために大切な日常生活行動です。
皆さんは毎日歯磨きしていますか?
口腔清掃に使う道具は歯ブラシだけじゃないんです!
今回は口腔清掃の種類について知ってもらいたいです。
★口腔清掃の種類
1 口の中の自浄作用(自然的清掃法)
自浄作用とは、唾液の分泌、食べ物を噛む咀嚼運動、舌や頬・唇の動きなどによって、口の中に残っていた食べかすや細菌が自然に洗い流され、歯や粘膜が清潔に保たれることです。唾液の分泌は口の中全体を洗い流して細菌の増殖を抑えて汚れを排出します。
咀嚼運動はよく噛むことで唾液分泌を促します。
舌、頬、唇の動きは舌が歯の内側を頬や唇が歯の外側を拭くように動き、汚れを取ります。
自浄作用が低下する原因
・加齢:唾液腺の機能低下によって唾液の分泌が落ちる
・内服薬の副作用:唾液の分泌を抑制する薬
・口腔機能の低下:麻痺が原因で口腔機能の運動が制限される
・食生活:柔らかいものだけ食べて咀嚼する回数が減って唾液分泌の低下につながる
また、生理的な作用だけではなくて、繊維製食品である野菜や果物は清掃性食品とも呼ばれていて、歯に対する自然清掃能力を持っています。しかし、近年の食生活では、生成加工された柔らかく粘着性の強い食品を摂取する傾向が強いため、食品による自然清掃能力を期待することは困難です。
また、自浄作用だけでは虫歯や歯周予防には全然足りません。より積極的に歯ブラシなどの機械的清掃を行う必要があります。
2 自宅でできる機械的清掃法
機械的清掃法には、フロッシング、ブラッシング、洗口法(うがい)、その他の補助的清掃法などがあり、自宅で自分でする清掃法の中で最も手軽で信頼できる手段です。
⑴ブラッシング
ブラッシングとは歯ブラシを使用して歯を清掃し、歯肉に適度な刺激を与えて血行を促進し、歯や歯周組織を健康に保つことを目的とします。
また、歯間部や歯肉溝内など歯ブラシだけじゃ難しい部位には歯間ブラシなど一緒に使用することをおすすめします。

⑵フロッシング
フロッシングは、デンタルフロスで虫歯や歯周病の原因となる歯と歯の間や歯肉溝のプラークを除去する方法です。
⑶洗口法(うがい)
洗口は、歯ブラシやデンタルフロスによって歯面から剥離したプラークを取り除いたり、ブラッシングできないときに食べかすを除去したり、お口の中の病気になったときの対処療法としての薬液洗口などに応用したりします。
洗口の方法には、自分自身でうがいする方法と、水流を使用した水流圧洗浄機を応用する方法があります。
洗口液には、水(微温水、食塩水、重曹水)あるいは市販の洗口液を使用します。

3 専門家による機械的歯面清掃方法
PMTCとは歯科医師や歯科衛生士が専門的な器具とペーストを使用して、歯の汚れ(プラーク、着色)を機械的に除去をするプロによるクリーニングです。
日々の歯磨きでは落とせない、「バイオフィルム」を徹底的に除去そして、虫歯、歯周病予防、口臭ケアに非常に効果的な予防処置です。
PMTCのメリット
・着色汚れ(ステイン)の除去:コーヒー、タバコなどによる頑固な汚れを落とします
・虫歯、歯周病予防:細菌を除去して汚れが付着しずらいツルツルの状態へ
・バイオフィルムの除去:歯ブラシで届きずらい場所、歯肉縁下などの汚れを徹底的に除去します
※注意点:ホワイトニングとは異なり、元の歯の色以上に白くなるものではありません
4 科学的清掃方法
歯磨剤や洗口剤の各種成分による化学的機能、および抗生物質、殺菌剤、抗菌材、抗酵素材および抗素材などの科学的薬品を使用して、プラークの沈着阻止と除去、プラークの分解、あるいは歯石沈着を阻止しようとするものです。
これら各種化学的薬剤の生物的な効果は認められてはいるものの、それに頼りすぎるのはよくないです。基本は歯に対しての歯ブラシの当て方が大切になります。
予防についての、詳しい対応方法等は、「予防の詳細・流れページ」
