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乳歯の歯並びは?

乳歯は、生後7~8か月ごろから生え始め、3歳ごろまでには20本すべてが生え終わります。

乳歯は、人間の最初の歯です。その後、永久歯と交換していきます。

役割としては

食べ物を咀嚼することです。また、話す事、永久歯の位置をガイドすることに役立ちます。鹿児島 歯医者 乳歯の歯並び

食べる事は、前歯で、食べ物を捕食して、奥歯でかみ砕く事が必要です。

それだけでなく、口の中の特に舌と口の周り筋肉である頬や口唇など口腔周囲筋も重要です。

食べるには、乳歯と舌、口腔周囲筋が連携して、食べ物を粉砕してゆきます。

また、話す事にも、同様に、乳歯、舌、口腔周囲筋は必須です。

良く知られていない事は、永久歯の位置を乳歯がガイドする事です。

これは、乳歯から永久歯に生え変わる時に、乳歯があった位置に、永久歯が導かれゆくという事です。

それによって、乳歯から永久歯への交換がスムーズに行われて、食べる機能、話す機能の維持、向上が期待されます。

たまに、乳歯のむし歯が多いお子さんを見かけます。

その保護者の方の中には、乳歯は、短い期間のみ存在して、結局は、永久歯に交換するので、乳歯の治療は必要でないのではという、問いかけを

頂きます。

それは、上記の事からわかるように誤りです。鹿児島 歯医者 永久歯の位置を乳歯がガイド

乳歯がむし歯で崩壊していると、適正な位置にありません。そのために、後続の永久歯は、適正な位置に生えないので、

永久歯の歯並びは悪くなります。

生える時期には,個人差があるので、少々早くても遅くても心配ありません。

ただ、まれに生後1か月以内に下あごの前歯が生えてくる場合があります。

これは先天歯と呼ばれ、多くは哺乳時の刺激で自然に抜けてしまいます。

このような極端な例があることも知っておいてください。

適正な交換時期は、永久歯が生えてくる6歳ごろから始まります。

その場合に、下の前歯の乳歯がグラグラしてきます。

乳歯の根が永久歯の萌出のために吸収してくるからです。

この時期になると、乳歯がグラグラして、食事ができにくい、または、硬い物を食べると痛いなどの困った事が多くなります。

お子さん自身で、グラグラしている乳歯は、手で取ることもできまし、保護者の方でとることも可能です。

しかし、たまに、グラグラしている乳歯を取れない場合は、歯科医院で、処置が必要です。

乳歯の根が吸収が上手くいかずに顎の骨に残っている場合があります。この場合は、お子さんや保護者の方では、抜歯困難となります。

その判断は、乳歯に触って、取り除こうとしても、わずかしか、乳歯が動揺しない場合が、半年ぐらい続くようだと、その可能性は高いです。

歯科医院に来院して頂き、レントゲン検査を受けていただきます。

骨の中にまだ、乳歯の根が一部、あれば、歯科医院で処置がベストです。

これは、あくまで、乳歯の適正な交換時期に交換しない場合であることを強調しておきます。

4~5歳になると前歯にすき間が目立つようになります。

これは、あごの骨が発育して、乳歯より大きな永久歯が生えるための準備をしているためで、心配無用です。

4歳を過ぎても生えてこない乳歯がある場合は、歯科医院でエックス線写真を撮影して、あごの中の状況を確認した方が良いでしょう。

歯の芽があるかどうか、歯が生えるのを邪魔している要因があるかどうかを診断します。

乳歯の歯ならびが、そのまま永久歯に移行するとは限らず、乳歯の歯ならびに異常があっても、すぐに矯正治療する必要がない場合が多いですが、

そうでない、可能性をあるので、必ず、歯科医院で定期的なチェックをおすすめします。

また、歯並びに影響を与える「指しゃぶり」や食事のとり方には注意しましょう。

指しゃぶりや食事は後天的な要因と呼ばれます。歯並びに影響が与える先天的要因である遺伝等も考慮が必要です。

 

交通アクセス

住所:〒890-0055 鹿児島県鹿児島市上荒田町20-10


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