顎関節症の研修会
院長の永田です。
先般の7月11日午後、12日の一日中、顎関節症を中心として診断治療の研修会を受講しました。
あいにくの雨模様でしたが、博多駅構内の会議場であり、鹿児島から新幹線で行きましたので、全く、雨でも心配ありませんでした。
しかし、宿泊は博多駅から離れていました。どうしようと思っていましたら、ホテル側の送迎バスが運行しており、大変助かりました。
実は、ここ4年前より、顎関節も含めた一連の歯科全般研修会を受講しております。
1か月に1回のペースの8か月コースです。
今回は特に顎関節症に中心に置いた講義でした。
顎関節症は、開閉時の音、痛み、開口障害を主にする病気です。患者さんは、精神的ストレスや外傷により、顎関節に無理なストレスがかかると、上記のような症状を訴えて来院します。
多くは対処療法(鎮痛剤投与、硬い物を避ける、頬杖を使いなど)で症状は改善しますが、顎関節は変形したり、周囲の靭帯が伸びたりして、冠の脱離、歯の破折を徐々におこします。症状は良くなっても、顎関節の状態は悪い事が多く、
数年してから、肩こり、頭痛、顎の調子が悪いと言われます。治療方法はスプリントというプレートを装着して頂き、
症状改善があれば、全体の噛みあわせのバランスを考えた歯科での治療が最終的に必要な場合が多いです。