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だ液のチカラ③

口腔内の健康を守る

口は直接外界と繋がっているので、多くの物が口から体内へと入ります。このため、常に細菌や乾燥などにさらされる口腔内は、外界の敵と戦う最前線基地であり、だ液は口腔内粘膜や歯を守るために様々な機能を備え、いつも口腔内の健康のために戦っています。

口腔内粘膜の保護

だ液にはムチンという粘性たんぱく質が含まれています。ムチンは水分を多く含む分子構造をしており、粘膜全体を覆う性質を持っていて、口腔内粘膜の表面を覆ったムチンには乾燥を抑える保湿効果があり、食物など外部からの刺激から口腔内の粘膜が傷つかないよう保護をする作用があります。

細菌の繁殖を防御

だ液1㎖中の約7~8億個ある細菌を始め、口腔内には多種にわたる常在細菌が存在しています。これらの細菌は人が生まれてからすぐに繁殖し始め、お互いにバランスをとって共生しており、いざ外部から他の細菌が侵入した際にはバリアとして機能しています。しかし口腔内の環境の悪化によりいったんバランスを崩すと、有害な細菌が増殖し、虫歯や歯周病、時には全身に関わる病気となったりします。常に口腔内の清浄を心がけることが大切です。

歯の再石灰化

歯の表面はエナメル質という水晶と同様の硬さをもつ素材で覆われており、鉄や金よりも硬いとされています。しかし、この硬いエナメル質も酸には弱く、酸が強い環境下では容易に溶解してしまいます。虫歯の原因菌であるミュータンス菌などの細菌が、歯に付いた食べかすに含まれる糖を酵素を使って分解し、酸に変化させます。このまま放置すると酸がエナメル質を溶かして虫歯へ進行していきます。しかし、だ液にはカルシウムやリンなどのミネラルが多く存在しており、これが常に歯を修復しています。この働きのことを「再石灰化」といい、これにより虫歯の進行を防いでいます。

pHの維持

再石灰化と同様に歯を守る大事な機能がpH緩衝機能です。通常口腔内は中性を保っていますが、食後などは非常に強い酸性の状態になる場合があるのでそのままでは歯が溶けてしまいます。そこで、だ液中の重炭酸塩やリン酸塩といった成分が働いて、酸性に傾いた口腔内を食後30~40分で食前の状態に戻し、虫歯になるのを防いでいます。また、だ液には食道が酸性になった場合にも中性にする働きがあります。

鹿児島 歯医者 歯の再石灰化

 

※pHとは物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値。pH7で中性を示し、pHが小さくなると酸性が強い。逆に大きくなるとアルカリ性が強い。

 

 

 

 

※だ液は外界から侵入してくる異物を口腔内で食い止め、排除する役割があり、歯は人の健康の基礎となる重要な器官です。だ液には歯を再生する、消耗を抑えるといった効果があります。

交通アクセス

住所:〒890-0055 鹿児島県鹿児島市上荒田町20-10


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