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小児の歯並びを悪くする機能的要素とは!?②

前回に引き続き歯並びを悪くする機能的要素について取り上げます。

口呼吸→舌癖や口唇閉鎖不全につながる

小児期はアレルギー性鼻炎などで鼻閉症状を訴える子どもが多いです。鼻が詰まっていると必然的に口で呼吸せざるを得ません。鼻は吸い込んだ空気からウイルスを除去したり、保温保湿をして喉を守ります。口呼吸になると、口腔内を乾燥させ唾液のはたらきを阻害したり、ウイルスやアレルギーの原因を除去できなかったり、頭がのぼせてボーッとするなどの悪影響が出てしまいます。また、口呼吸は空気を通る道を確保さるために舌が下に下がるため、舌癖の原因となります。さらに、口呼吸で口をいつも開けていることにより、口元がゆるく、ポカンと口が開いているような「口唇閉鎖不全」の原因にもなります。ぷっくりと太い唇は、「富士山唇」や「アヒル口」と言われ人気があるようですが、くちびる周りの筋肉が弱いということで、本来は理想的ではありません。口を閉じることができていないと、前歯部をくちびるで抑える力がかからないため、前歯が前に突き出てしまう原因となります。結果として舌癖に併発しやすい口腔習癖として「口呼吸」「口唇閉鎖不全」は開咬の原因になるといえます。鹿児島 歯医者 口呼吸→舌癖や口唇閉鎖不全につながる

鼻呼吸の重要性

鼻は、嗅覚の他に加湿器、エアコン、空気清浄機、ラジエーターの役目があるといわれており、吸気に適度な湿度、温度を与え、吸気のウイルス、細菌、ゴミを鼻毛や鼻粘膜で除去して気管や肺を保護し、さらに吸気を大小の副鼻腔に流し込むことで脳のオーバーヒートを防ぐ役割があります。口呼吸は、低位舌による舌癖、口をつねに開けておくことによる口唇閉鎖不全、口腔内乾燥による口臭、汚れや着色の問題などの口腔内への影響だけではなく、全身的にも影響します。鼻呼吸は口腔・全身において小児期に獲得すべき重要な機能だと考えられます。鹿児島 歯医者 鼻呼吸の重要性

クレンチング(くいしばり)→過蓋咬合につながる

咬みしめが強い場合、成長過程で咬み合わせが深くなり、咬んだときに下の前歯が見えなくなっていくことがあります。これは、力がかかることによって咬み合わせの高さがとれなくなっている状態です。その力がほかにも歯並びや顔の形にさまざまな影響を与えています。咬みしめがある場合、自然に硬いものが好きになる傾向があるので、硬いものやガム、グミばかり食べないように気を付けましょう。「歯並びを気にして、あえて硬いものを食べさせていた」という親御さんもいらっしゃいますが、強く噛むのではなく「優しくたくさん咬む」のが「よく噛む」ことの正しいイメージです。

歯並びは、特に下あごは咬むと内側に力が加わるため、影響の受けやすい下あごの前歯が内側に倒されて歯が重なってしまいます。「筋肉質の人は背が伸びない」という話を聞いたことはありませんか?咬む力が強いと下あごの筋肉により骨の成長が抑えられてしまい、下あごの骨も伸びないため顔の形はエラが張っていて四角になることが多いです。顔の形は好みもありますが、歯は力で悪くなる側面もあるので、子供の頃から力のかかりすぎには注意が必要です。また、頬杖やうつ伏せ寝なども、咬みしめと同じようにあごに押しつけるような力がかかってしまいます。親御さんは頬杖を見つけたら注意し、うつ伏せ寝は見つけたら仰向けに転がしてあげてください。鹿児島 歯医者 クレンチング(くいしばり)→過蓋咬合につながる

頬杖、寝方の態癖

頬杖をつくことで、顎の垂直的にも斜めにも大きな力が加わります。また、うつ伏せ寝、横寝などの寝方も長時間顎を押しつけることになるので、顎に大きな力が加わります。また、他にもバイオリンを弾くなど顎に何かを押しつけるようなさまざまな生活習慣でも、顎の骨や歯列は歪み、変形してしまいます。垂直的な力が強くかかると、過蓋咬合の傾向が出ますし、斜めからの力が加わると正中のずれがでます。純粋なクレンチングや偏咀嚼による歪みとはまた別の歪み方をするので、実際にどのような頬杖のつき方をしているか、寝方をしているか、きちんと把握する必要があります。鹿児島 歯医者 頬杖、寝方の態癖

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