食事との関係
皆さん、こんにちは
ここ最近は雨が続いていますね。梅雨の時期になると天気がどんよりしているせいか気分も落ち込んでしまいがちになります 皆さんはどうですか?疲れていませんか? 時には気分転換をして、忙しい毎日も頑張って乗り越えていきたいものです
さて、6月は梅雨もそうですが…お口のことに関して重大な日があります
それは、6月4日『虫歯予防デー』です。厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会がなんと1958年から実施している週間何です
目的としては、歯と口の健康に関する正しい知識を知ってもらったり、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図る、そして早期発見、早期治療を徹底して出来るだけ歯の寿命を延ばして皆様の健康を守っていける、または増進するようにすることが目的です。全国各地でこの期間中は、さまざまなイベント等実施しています。
私たちも6月に限らずですが、治療を提供するだけでなく、皆様自身でお口の健康を守っていけるよう、お口のことに関する知識を普段の診療で伝えていけたらと思っています
本日は『虫歯予防デー』にちなんで 虫歯 についてお話したいと思います。
虫歯の原因になる要素は3つあります。それは…
① 歯質:歯の強さや唾液の力によって虫歯に罹患するかどうか左右される。
② 虫歯菌:虫歯菌が歯を溶かす酸を作り出すことで、虫歯になります。
③ 食べ物:普段食べるものによって虫歯のリスクが上がったり下がったりします。
この3つのなかでも今回は食べ物と虫歯の関係ついてお伝えしていきたいと思います。
食べ物も様々なものがありますが、虫歯になりやすい、なりにくい食べ物が存在します。
☆虫歯になりやすい食べ物の特徴
《甘くて粘着性のあるもの》… キャラメル 飴 グミ ケーキ チョコレート アイス 等
《口の中に残りやすいもの》… ウエハース クッキー 等
《酸性の高い飲み物》… グレープフルーツジュース スポーツ飲料 栄養ドリンク
ワインやビール お酢(黒酢ドリンクなど) 等
甘い食べものには砂糖が含まれていますが、その中でも特に、粘着性があったり歯にくっつきやすいものは糖分が口の中に残る時間がより長くなるため要注意です。また、酸性が強い飲み物も、飲む機会が多くなると歯が溶けてしまいます
☆虫歯になりにくい食べ物
《アルカリ性の食品》… 海藻類 大豆製品 野菜類
→虫歯は、お口の中が酸性になることで発生します。そこで、アルカリ性の強い食材を取り入れる事で中和されて虫歯のリスクも低下します
《清掃性のある食品》… ゴボウ セロリ インゲン 豆類
→上記のような食物繊維を多く含む食べ物は、咀嚼を促進させます。そうすることで噛んだときに歯の表面がきれいになる、唾液の分泌も増え虫歯を予防するなどの効果があります
《キシリトール》… キシリトールガム 等
→実はキシリトールは、砂糖(ショ糖)と同じ程度の甘味度ですそのうえ、キシリトールは ほとんど酸に変わらず虫歯菌に利用されにくい甘味料です
なりやすい、なりにくい食品を意識して料理をするときの食材選びや外食でのメニュー選びを工夫すれば虫歯になりにくい口腔内をつくることができます。皆さんも日常の食事に生かしてみてください。
また、虫歯にならない食習慣は『食べ物』だけでなく『食べ方』も大きく関わってきます。
☆虫歯になりにくい食べ方
《だらだら食べを避ける》
→だらだら食べることにより、脱灰している時間ばかりが長くなって虫歯が出来やすくなってしまいます。間食をする際 は必ず時間を決めて食べるようにしましょう
《就寝前には食べないように》
→睡眠中は、唾液の分泌が低い状態です。寝ている間は虫歯菌の働きが活発になるため、その時間帯で糖類をばい菌に与えるのはマイナスです最低でも寝る30分前は摂取しないようにしましょう
皆さんも疲れたときは甘いものが欲しい…なんていう時はないですか必ずしも虫歯になりやすい食品だったら食べてはいけないということはありません。このように食べ方でうまくコントロールしていけば虫歯のリスクを下げることが出来ます。
食事はこんなにもお口に影響を与えます。皆さんも、普段の歯ブラシ等でのコントロールももちろんそうですが、食事のことも意識してご自身のお口の状態をより健康に維持していけるよう取り組んでいきませんか
総合歯科センター永田デンタルクリニックでは、『食事指導』として患者様の普段の食生活を把握した上でアドバイスしたり、食事についての相談にもお答えしています。何か分からないことや、普段の食事について気になるようなことがありましたら遠慮なくいつでもご連絡下さい
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歯科衛生士 S ・ M